7: Joigny, France
Claire Marine (Auteure, plasticienne, comedienne)
- Un balcon de Juliette
Je m’appelle Claire Marin. Je suis auteure, plasticienne et comédienne. J’habite à Joigny en France.
Bien qu’ayant un jardin, j’ai choisi d’enterrer cette plaque sur le balcon de ma chambre.
Parce que je voulais que cette plaque soit proche de moi, de mon intimité. Parce que la terre, c’est notre intimité, notre chair, notre coeur qui bat. Alors cette plaque, je la voulais près de moi, pour aussi me transformer tout bas. Parce que j’ai transformé ma vie pour trouver cette maison. Parce que cette maison, quand je l’ai vue, j’ai su que c’était la mienne.
Elle n’était pas du tout comme je l’imaginais, mais je l’ai reconnue. J’ai reconnu la rue, la porte d’entrée, et puis le balcon. Parce que c’est la seule maison à avoir un balcon dans cette rue. “Un balcon de Juliette” comme je l’appelle. Parce que j’aime Shakespeare, parce j’aime le théâtre, parce que j’écris du théâtre. Ou plutôt c’est le théâtre qui m’écrit. Comme la terre écrit sur la plaque.
Et peut-être, quand elle aura fini d’être écrite, l’amour la lira, la reconnaîtra, puis viendra l’embrasser. Sur le balcon où le temps l’a créée.
7:ジョワニー、フランス
クレール・マラン（作家・ビジュアルアーティスト・女優）
- ジュリエットのバルコニー
私の名前はクレール・マラン。作家であり、フランスではプラスティシエンヌと呼ばれるビジュアルアーティストであり、同時に女優でもあります。フランスのジョワニーに住んでいます。
私の家には庭がありますが、この銅版は敢えて私の寝室に面したバルコニーに埋めることにしました。
この銅版をなるべく私の近く、親密な場所に置きたいと思ったからです。
土というものは、私達にとって親密なものであり、私たちの血肉であり、私たちの鼓動する心臓でもあります。だからこの銅版は、私自身が同じ場所で一緒に変容していくためにも、身近に置いておきたかったのです。 なぜなら、私の人生はこの家を見つけたことにより、大きく変化したからです。私はこの家を見たとき、即座にこれは私のものだと思いました。それは想像していたものとは全く違っていましたが、私にはすぐにわかったのです。通り、玄関、そしてバルコニー。それらはすべて、私がすでに知っているもののように思えました。
この通りでバルコニーのある家はここだけです。私はここを"ジュリエットのバルコニー"と名付けました。なぜなら、私はシェイクスピアが好きだから、演劇が好きだから、そして演劇の脚本を書いているから。いや、私が演劇の脚本を書いているというよりも、土が銅版の上に何かを刻むのと同じように、演劇のほうが私の中に何かを書き続けているといってもいいのかもしれません。
すべてが銅版に書き終えられたとき、愛がそれを読み、口づけをしに再び私達のもとに現れるはずです。時間をかけて育まれた、このバルコニーの上で。
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